創業融資、借りても大丈夫ですか？

中小企業診断士の古川里奈です。
はい、ずーーっとブログをサボっていました。。
というのも、ここのところ様々なお話をいただきありえない忙しさで。
お声をかけてくださる方、信頼してくださる経営者の方には感謝しかございません。いつもありがとうございます。

さてさて。
先日、創業融資のコンサルをさせていただいたお客様からタイトルのご質問を受けました。

「莫大な借金を前に、万が一返せなくなったらどうしようか…。本当に借りても大丈夫でしょうか」

今まさに創業融資を利用しようという方、創業を考えている方にも、同様のお悩みを抱えている方は多いかと思います。もちろん画一的なことは何も言えないのですが、私がコンサルをさせていただく場合は

「借りれるだけ借りましょう！」…と言っています。

大きな理由は3つ。

①創業前、もしくは創業直後は「実績なしで」事業用の資金を借りられるボーナスタイム

　創業からしばらくすると、金融機関は実績で融資額を判断するようになります。
　例えば、運転資金であれば過去の一定期間にかかった費用分だけを融資する、など…。
　また、事業が思ったように成長せず、B/SやP/Lが乱れてくるとその分利息も高くなるでしょう。

　創業融資は、そういった「事業の成績」を見られない唯一無二のチャンスです。

②投下資本と得られるリターン（売上、利益、事業の成長速度）には正の相関がある

　A.200万円の元手で、250万円の売上を出すこと
　B.2000万円の元手で、2050万円の売上を出すこと

　どちらも50万円の利益が出る商売ですが、どちらのほうが成功率が高いと思いますか？
　もちろん、答えは「 B.2000万円の元手で、2050万円の売上を出すこと 」です。

　当たり前の話ですが、投下資本（元手）が多いほどやれることが多くなります。
　
　「とはいっても仕入が発生する仕事でもないしな…」という方もいらっしゃるかと思います。

　その場合も、広告宣伝費、様々な外注費、旅費交通費…などなど、
　事業を行うだけで発生する費用は多々あります。

　また、創業融資を借りたからといって、必ずすぐに使わなければいけないわけではありません。
　手元にキャッシュがあることで、予期しない支払いによりショートすることを防ぐこともできます。

③創業初期から信用構築ができること

　今後事業を成長させていく上で、
　創業融資ではない通常の事業用融資を受ける場面が発生することもあるでしょう。

　創業融資を借り、毎月必ず返済を行うことで事業者の信用度は上がっていきます。
　創業初期からの返済実績の積み重ねによる信頼のリターンは、
　場合によっては支払う利息よりも大きいかもしれません。

この3つが、私が「創業融資は借りれるだけ借りよう！」と太鼓判を押す理由です。
読んで頂きありがとうございました！

古川経営コンサルタント事務所では、事業計画策定や経営にまつわるあらゆるご相談を受けております。初回の打ち合わせは無料（ただしZoomのみ）ですので、お問合せフォームからぜひご連絡ください！

ブログランキング参加中！クリック頂けると嬉しいです♪