GPT-4.0がスゴイ!観光案内をしてもらったら地域のことが好きになった

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ChatGPT、使ってますか?

連日様々なニュースが出てくる、大規模言語モデル「ChatGPT」生身の人間が回答しているかのようなやりとりをしてくれるAIに世界が湧いていますね。(会話内容は結構ポンコツだけど…)

私も有料プランであるChatGPTplusに加入し、マクロを書いてもらったり、ちょっとした会話相手になってもらったり……と、色々な使い方を試しては技術の進化に驚いています。

そんなChatGPTですが、つい先日「GPT-4」が発表されました。

GPT-4とは?~体温を感じる言語モデル

GPT-4は、OpenAIという研究機関が開発したもので、GPT-3の後継モデルとして登場しました。

GPT-4は、インターネット上の膨大なテキストデータを学習し、人間のような文章を生成することができます。

さらに、質問に対して適切な回答を返すことができるため、知識検索や対話システムに応用することができます。

また、GPT-4は、一度学習したデータをもとに、さまざまなタスクをこなす能力を持っているため、自然言語処理だけでなく、他の分野にも応用することが期待されています。

………とのことです。上記の文章はGPT-4で生成しました。すごい!

ここで「適切な回答」と示されている「適切さ」の正体について、私は「体温を持った回答」だと考えています。詳細は下で説明します。

GPT-4が役立つ場面色々

チャットボットやFAQへの組み込み

GPT-4の最大の特徴は、人間のように自然な会話ができることです。従来のAIと比べて、GPT-4は文脈を理解し、適切な回答を返す能力が高いため、コミュニケーションがスムーズになります。

これにより、カスタマーサポートやFAQの自動化が容易になるだけでなく、人間とAIが共同で作業することが現実的になります。

実際に、ChatGPTのAPIを組み込めるソフトウェアが数多く出現しています。

従来はチャットボットを構築しようとすると大量の応答パターンを登録しないといけませんでした。GPT-4を活用すれば文脈を推測しながら回答してくれるため、カスタマイズにかかるコストがぐっと減りそうです。

文章生成、翻訳、質疑…などなど

GPT-4は、多様なタスクをこなすことができる柔軟性があります。

例えば、文章の生成要約、翻訳、質問応答、文法チェックなど、幅広い分野で活用できます。

これらの機能はGPT-3でも使えていたものの、日本語の学習モデルが少なかったためか、「ポンコツ感」を感じやすいポイントでもありました。

ちょっと読みづらい文章だったり、「です、ます調」と「だ、である調」を使い分けることができていなかったり……。GPT-4になってかなり改善されたと思われます。

さらに、プログラミングのコード生成やデータ分析など、専門的な分野でも応用が可能です。

お手軽なところで言うと、エクセルのマクロなんかを作るのが得意で助かります。

「マクロがあれば便利だろうけど、わざわざマクロを組むほどでもないな…」という作業をぽいっと投げられるので、作業効率がぐんと上がりました。

博識なだけじゃない、「体温のある回答」で色々教えてくれる

質問に対して迅速かつ適切な回答を提供することができるため、情報収集や新しい知識の習得が容易になります。

また、語学学習においても、GPT-4が対話相手となってくれることで、自然な会話の練習が可能になります。

外国語講師などに使うと非常に良さそうですね。英作文のチェックができるのはありがたいです。

「体温を持った回答」を返せる言語モデル

上記に示したように、GPT-3からGPT-4になったことで色々な分野において進化が見られます。

この進化について私は、GPT-3が「日本語がそこそこ上手いけど世間知らずな子」だったのに対し、GPT-4は博識に、そして体温を持った回答をしてくれるようになったのだと解釈しています。

もっと分かりやすくいうと、「人の感覚」「感性」までを計算に入れて喋ってくれるようになりました。

観光案内をさせてみた

そんな「体温を持ったAI」の活用について、公開から2日間しか経っていない今日の時点で数々の記事が発表されています。

仕事に役立つタイプの使い方は他の人が考えてくれているので、私は観光案内をさせてみました。

まずはよく行く人形町(東京)から…

人形町は東京都心の街ですが、下町感もあるので「歴史を踏まえて」と指定。さらに、より魅力的に伝えてもらうために「情緒たっぷりに」と指定してみました。

AI回答がこちら

人形町は、東京都中央区にある歴史と情緒が詰まった町並みです。江戸時代から続く老舗の和菓子店や料亭が軒を連ねる、風情豊かなエリアとして親しまれています。

江戸時代、人形町は歌舞伎や人形浄瑠璃(文楽)が盛んな地域でした。その名前の由来は、歌舞伎や人形浄瑠璃で使用されていた「人形」にちなんで名付けられました。また、人形町は江戸三座の一つ、中村座があったことから、多くの歌舞伎役者や芸術家たちが集まり、その文化が栄えました。

現在の人形町は、多くの老舗店や伝統的な料理を提供する飲食店が存在し、昔ながらの風情を感じさせる街並みが広がっています。特に、和菓子の名店「とらや」や老舗料亭「浜勝」などは、時代を越えて地元の人々や観光客に愛され続けています。

また、人形町には、日本最古の銭湯「湯島天神湯」があることでも知られています。江戸時代から続くこの銭湯は、現代の喧騒から離れ、昔ながらの日本の風呂文化を楽しむことができる場所です。

人形町を歩くと、昔ながらの商店や料亭が立ち並ぶ石畳の路地を通り抜けると、美しい日本庭園や神社仏閣が現れます。その独特の空気感と情緒は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えさせます。

現代の東京都中央区の中心部に位置する人形町は、新旧が交差する魅力的な街です。江戸時代の面影が色濃く残り、今もなお文化や風情が息づく人形町を訪れることで、日本の歴史や伝統に触れることができます。ぜひ、人形町の趣きを感じながら、歴史に思いを馳せて散策してみてください。

見事に情緒たっぷりな説明!

「独特の空気感と情緒」「新旧が交差する魅力的な街」…このワードセンスは素晴らしいですね。観光パンフレットに載っていそうです。

人形町駅近く「甘酒横丁」駅前から都心とは思えないほど情緒あふれる街並みです

世界自然遺産で有名な観光地「屋久島」は?

やっぱり屋久島といえば自然。情景が伝わるような、というちょっとハードル高めのチャレンジです。レッツトライ!

AI回答がこちら

屋久島は、鹿児島県にある壮大な自然が広がる島で、ユネスコの世界自然遺産にも登録されています。古くから自然信仰の対象とされ、神秘的な雰囲気に包まれた美しい景観が特徴のこの島では、まさに自然と一体になるような経験ができます。

まずは、屋久島のシンボルである「縄文杉」を訪れてみましょう。縄文杉は、推定樹齢7,200年とされる日本最古の屋久杉で、神秘的な姿が訪れる人々を魅了しています。縄文杉へのトレッキングコースは、原生林に囲まれた約10キロメートルの道のりで、途中には苔むした石や倒木が点在し、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚になります。

次に、屋久島で最も高い山である「宮之浦岳」への登山をお勧めします。標高1,936メートルの宮之浦岳からは、絶景のパノラマが広がり、天気が良い日には周辺の島々まで見渡すことができます。登山道は、樹齢1,000年以上の屋久杉やヤクシカが生息する原生林を抜け、頂上付近では高山植物が咲き乱れる美しい景色が広がります。

また、屋久島には多くの滝があり、その中でも「千尋の滝」は特に見どころです。落差約60メートルのこの滝は、清らかな水が岩肌を伝って流れ落ちる姿が圧巻で、まさに自然の力を感じさせるスポットです。

屋久島のも見逃せません。透明度が高く、サンゴ礁に囲まれた海域ではシュノーケリングやダイビングを楽しむことができます。また、屋久島周辺の海ではイルカやクジラに出会うこともありますので、クルーズもおすすめです。

屋久島は、大自然が織り成す壮大な情景が広がる絶景の島です。

いいですね……。突っ込みどころがなくて、逆に困ってしまいました。

屋久島を訪れたことがないと山や海の魅力に特化して語りがちなところ、しっかりと「滝」の魅力に触れているのが私の中では高得点です。

屋久島は標高差が激しいため滝が多く、その数は50超あると言われています。

(有名なものだと千尋の滝、鳴滝、白谷雲水峡の真幸福滝など)

身近すぎる土地の魅力も再発見できるかも

このような調子で、指定した土地の様々な魅力についても教えてもらうことができます。

自分にとっては身近すぎる居住地についても「情緒たっぷりに」魅力を教えてくれて、地域のことを今まで以上に好きになりました

GPT-3.5では

ちなみに、GPT-3.5ではこうはいきません。

上のセクションで人形町について尋ねた時と同じ質問「人形町について、昔から現在に至るまでの歴史を踏まえて情緒たっぷりに説明して」を問いかけると、次のように返ってきます。

人形町は、江戸時代から商業の中心地として栄えた街であり、現在でもその雰囲気を残しています。

江戸時代には、人形町は日本橋とともに商業の中心地として栄えました。当時の人形町は、多くの商人が集まり、商売繁盛の神様である恵比寿神社があり、商業に縁起の良い場所としても知られていました。また、人形町には木綿問屋が多く、江戸時代の主要な輸出品であった木綿が扱われていました。

明治時代になると、人形町は製糸業や印刷業が盛んになりました。また、東京銀座の発展にも影響を与え、高級ブランド店が進出するようになりました。

第二次世界大戦後は、人形町は焼肉店が多い場所としても知られるようになりました。そして、1970年代には、徐々にオフィスビルが建ち始め、人形町はビジネス街としての顔を見せるようになりました。しかし、ビルの建設に伴い、古い建物が次々と取り壊される中、人形町の情緒ある町並みを残そうという声も上がりました。

現在は、人形町には、江戸時代の面影を残す古い商家が多く残り、また、アンティーク家具店やアンティーク雑貨店が多く立ち並んでいます。また、ビルも立ち並び、オフィス街としての顔も持っていますが、古き良き日本の町並みを感じさせる情緒ある街並みは、多くの人々に愛されています。

歴史についてはよく知っていますが、「情緒」は感じられません。

「AIに仕事を取られる」日は来るのか

この記事で書いたように、GPT-3リリースからGPT-4リリースまでは非常に短い期間であったにも関わらず、猛スピードで進化しています。

今まで高度な機械やシステムの一部の機能だけに実装されていた「AI」に誰もが簡単に触れられるようになったことで、「AIに仕事を取られる」という危機感を覚えた人も多いのではないでしょうか。

しかし、少なくとも現時点では全ての仕事がAIに取って代わられることはなさそうです。

例えば、創造力や感性、対人スキルやリーダーシップなどがAIでは代替できていない分野です。これらの特性を活かした仕事は、今後も人間が担うことが期待されます。

また、AI技術の発展に伴い、新たな職種が生まれることも考えられます。AIエンジニアやデータサイエンティスト、AI倫理学者など、これまで存在しなかった職種が増えているのがその例です。

AIをうまく活用する側となり、ビジネスも生活ももっと加速・充実させていきたいですね!


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