会議が変われば会社が変わる!成果を出すたった5つのルールとマインドセット

「何となく集まる会議」こそ一番もったいない

こんにちは、ブルームパートナーズ株式会社の古川です。

これまで私は、経営コンサルタントとして多くの会社をお手伝いしてきました。
しかし、「定例だから」と集まるだけで何も生まれていない気づけば 2 時間たったのに目的が達成されていない
――こんな会議をたくさん見てきました。

もちろん、経営者も会社員も、多くの人が「打ち合わせは無駄!」「会議は無駄!」と語っています。
しかしそれが改善された例はほとんどありません。
これだけデジタルが普及しても、リモートが主流になっても、令和になった今この瞬間まで「ムダ会議」は存在し続けています。

会議は人件費というお金みんなの時間を使う「投資」です。
ならば、きちんと「見返り=決めたことが動き出す」ようにしたいですよね。
そこで、この記事では5つのシンプルなルールを紹介します。
難しい仕組みやツールは不要。
15分の打ち合わせ・60分の定例・2時間以上のじっくり会議――それぞれに合うやり方を、できるだけ分かりやすくお伝えします。

まずは「会議はいくらかかるか」をざっくり知ろう

そもそも、その会議に要している「コスト」を意識したことはあるでしょうか?
そこで、会議のコストを計算式にすると、当たり前ながら次のようになります。

平均時給 × 参加人数 × 会議時間 = 会議にかかるお金
時間5 名 × 時給 3,000 円8 名 × 時給 4,000 円
15 分約 3,800 円約 8,000 円
60 分約 15,000 円約 32,000 円
150 分約 38,000 円約 80,000 円

まずは、「今日の議題に そのお金 を払う価値があるか?」を考えるクセをつけてみましょう。
会議の質をグッと上げる最初の一歩は、正しいコスト意識持つことです。

この記事で分かる 3 つのこと

  • 会議をスッキリさせる 5 つの基本ルール
  • 15 分 / 60 分 / 120 分 ― 時間別のすすめ方
  • 役割分担(ファシリ・書記・タイムキーパー)のコツ

成果を出すための 5 つのルール

会議のコツは5つのルールを守り役割を遵守すること
  1. 目的と議題は 事前に共有
     └ こうするとみんなが考える時間を持てるので、
        「その場で考えてダラダラ」になりません。
    └ また、共有する際、会議の中で広くアイデアを集めたいものについては
     事前に考えてくることを促しましょう。
  2. 役割を決める
     └ ファシリ(進行役)・書記(メモ係)・タイムキーパー(時計係)の 3 つ。
     └ まず誰が何をするか決めておくと、自然とメリハリがつきます。
  3. 時間は「お金」と同じように大事にする
     └ 始まりも終わりもきっかり
     └ そして残り 5 分になったらタイムキーパーが声をかけます。
  4. 決まったことは すぐ動ける形にする
     └ 「誰が・何を・いつまでに」だけ分かれば十分。
     └ まずはシンプルに。伝わることが大切です。
  5. 最後に ひと言ふり返る
     └ 「良かったこと」「困ったこと」「次にやること」を各自 1 行ずつ。
     └ 毎回ほんの 1 分でも続ければ、会議はどんどん良くなります。

ファシリ・書記・タイムキーパーって何をする人?

  • ファシリテーター(進行役)
    ・ 会議のスタートを宣言し、目的と終わり時間をもう一度伝える
    ・ 発言がかたよらないように声をかける
    ・ もし話が横道にそれたら「それはあとで」と戻す
  • 書記(メモ係)
    ・ 決まったこと、担当、期限をメモ
    ・ 会議後すぐに全員へ共有(メールでもチャットでも OK)
  • タイムキーパー(時計係)
    ・ 残り時間をときどき知らせる
    ・ 終了 5 分前に「まとめに入りましょう」とアラート

時間別 ― やることを割り切るとラクになる

◆ 15 分の打ち合わせ(立ったままでも OK)

  • 目的:進捗や課題を 共有 するだけ
  • ポイント:課題を聞くことに集中!「いつまでに解決するか・どう解決するか」は別の会議で。

◆ 60 分の定例会議

  • 目的:意思決定・課題の整理
  • ポイント:議題は最大 3 つ。
      決めきれないテーマは別日に持ち越す勇気を。

◆ 120 分以上のじっくり会議・ワークショップ

  • 目的:方向性づくり・アイデア出し
  • ポイント:前半はアイデアを出しまくり、後半でしぼって決める。
      途中で 5 分の休憩を入れると集中が続きます。

アイデアをたくさん出したいときの「ブレスト」4 ルール

  1. まず批判しない
  2. アイデアの量を優先
  3. 乗っかり大歓迎(他人の案を広げて OK)
  4. 自由な発想を尊重(ときには突拍子もない案が光ります)

外部のコンサルタントが入ると どんな良いことがある?

● アイデアを引き出す
 客観的な質問で “普段は出ない視点” を掘り起こします。
アイデアを出しやすくなる雰囲気作りもコンサルタントの仕事です。

● 話を整理して まとめる
 ばらばらな意見を整理し、決めごとをハッキリさせます。

● 実行を後押し
 「誰が・何を・いつまで」まで落とし込み、
 あとから進捗をフォローします。

おわりに ― 小さな一歩で会議は変わる

「目的を事前に知らせる」「役割を決める」「終わりを守る」――
たったこれだけでも、会議はスッキリ生まれ変わります。
まずは明日の 15 分ミーティングから、ぜひお試しください。

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